アルタイル*キミと見上げた空【完】
・・・・・修ちゃん。
きっと、私にはもったいないくらいの彼だよね。
優しくてかっこよくて、なんでも揃ってる。
そして、私をとても大切にしてくれる人・・・・・。
迷うことなんてないに決まってる。
うん。
「修ちゃん・・・・!」
「汐、あのな・・・」
重なった言葉に、お互い顔を見合す。
「何?修ちゃんから、言って?」
「や、なんでもない・・・・」
「修ちゃん?」
「汐は?何?」
修ちゃんの顔が一瞬曇ったのが少し気になったけど、
私は思い切って口を開いた。