アルタイル*キミと見上げた空【完】

「あの、さ。昨日の話なんだけど・・・・私・・・・」

「汐!」


「え?」


再び重なった声に言葉が詰まる。


「今日の練習参加して欲しい、って言おうと思ってたんだ」


「・・・・・?」



さっき、私から、って言ったはずなのに・・・・変なの。


「今日から、少し手伝って欲しいこともあるんだけど・・・来れそう?」


「う、うん・・・・大丈夫だと、思うけど・・・」


「じゃぁ、よかった」


修ちゃん、いつもより少し声が大きい・・・・。


やっぱり・・・・変なの。


さっき・・・修ちゃんが言いかけたことってこのことだったのかな。


けど、あの時一瞬見せた暗い表情って、何?


修ちゃん?


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