アルタイル*キミと見上げた空【完】

・・・・・・・・・


目を覚ますと、隣に修ちゃんの寝顔が見えた。



修ちゃん・・・・大好き。



久しぶりだ。。。こんな穏やかな気持ち。



少し感じる左手の違和感に、腕を上げると、カーテンから漏れる太陽の薄い光に薬指の指輪がキラキラ光っている。



幸せ、ってこんな感じなのかな・・・。



「・・・起きたの?」



目を移すと、修ちゃんが目を開けて笑ってる。



「ごめん・・・・・起こした?」



「ううん。何回も目は覚めてたんだ」



「眠れなかった?」



「う~ん・・・・・・嬉しすぎて、かも」



そういうと、修ちゃんは伸ばした私の手をそっと引き寄せて、目を閉じて薬指にキスをした。



「くすぐったい」



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