アルタイル*キミと見上げた空【完】
やっぱり恥ずかしくて思わず持ってたブーケで顔を隠すと、
今度はいつものように優しく笑いながら修ちゃんがそのブーケの陰から耳元でささやいた。
「汐、超キレイ」
今度は私が赤くなる番。
「修ちゃん……」
「愛してる、汐」
さらっと、そんなことを言うんだから…。
私の方が『やばい』よ…
「汐、顔赤い。可愛い」
修ちゃん、ダメだって……。
余計に恥ずかしいよ。
「あの〜…」
しまった!お店の人がいたことに今更ながら気づいた私。遅すぎ。
超恥ずかしいし。