アルタイル*キミと見上げた空【完】
・・・・
「じゃぁ、行ってきます」
「ごめんね。汐。お願い!」
玄関で靴を履いて外に出ると、もう海岸の近くには
星なんかそっちのけで騒ぎ合う男子たちの姿があった。
私はそれを見て、道へと出る。
流れ星が見れるまでまだ時間があるから、
「海といえば花火でしょう!」
なんて言い出したお気楽キャプテンの一言。
で、私が買出し。
さっきご飯の材料の買い出しに行った時に見かけた、近くのコンビニの店先に置いてあった花火を覚えてたから。