ちょっと待って、流れ星
わたしは、少しくらいお母さんに似ていますか。
答えが返ってくることは無かったけれど、もしかしたら、と思っていた。
窓枠に脚を掛け、ぐいと身を乗り出し、そこに座った。そうすると、少しだけ空が広がるのだ。
しっとりとした空気に頬を包まれ、そのまま夜空に沈んでしまいたい。
するり。
ふう、とため息を吐いたとき、星が空を滑った。
流れ星、だ。
初めて見たそれは一瞬だった。とてもじゃないけど、三回も願い事を唱えてる暇なんかない。一回だって難しいんじゃないか。
でも、そんなことより、流れ星が見れたことだけでよかった。
夜空に手を伸ばして、何度も何度も流れたそこを指でなぞる。
似てるよ。
そう、夜空が言ってくれた気がした。
答えが返ってくることは無かったけれど、もしかしたら、と思っていた。
窓枠に脚を掛け、ぐいと身を乗り出し、そこに座った。そうすると、少しだけ空が広がるのだ。
しっとりとした空気に頬を包まれ、そのまま夜空に沈んでしまいたい。
するり。
ふう、とため息を吐いたとき、星が空を滑った。
流れ星、だ。
初めて見たそれは一瞬だった。とてもじゃないけど、三回も願い事を唱えてる暇なんかない。一回だって難しいんじゃないか。
でも、そんなことより、流れ星が見れたことだけでよかった。
夜空に手を伸ばして、何度も何度も流れたそこを指でなぞる。
似てるよ。
そう、夜空が言ってくれた気がした。