らぶ★ぱにっく
「要との婚約は無かった事にしてほしい…何もかも忘れて欲しい…要の為にも…」
さっきまで優しい目をしていた叔父様はもういない…
冷めた目で俺を睨み付けている
背中を冷たい汗が流れた…
「…っ…俺は要さんじゃないと嫌なんです!!」
「はっ…君みたいに綺麗な顔つきをしていたらウチの要じゃなくて良いだろう?何が目的だい…?金か?地位か?」
バカにしたように笑うとまた俺を冷めた目で睨み付ける
「そんなんじゃ無くて…俺は…要が居たら良いんです!!!」
「…迷惑だよ。そういう感情は人を地獄に落とすだけた。君もいつかは社会のトップに立つ人間だろう?愛とか恋とかそんな感情は捨てなさい。」
「…嫌です。俺は絶対に要と婚約します!!」
「…ハァ…君の一方的な想いで要の人生をめちゃくちゃにするのかい?要は君に迷惑していた。だから遙君との婚約を快く承諾したよ。」
呆れたと言わんばかりにため息を吐くと、俺に勝ち誇った様に微笑んだ
「…迷惑…婚約…承諾?」