らぶ★ぱにっく
あたしは急いで卓都の腕を掴んだ
力をいっぱい込めて掴んだ
「待って…違うから!!!」
「…何で遙を庇うんだよ?」
横目で睨む様に冷たい視線をあたしに向けた
ビクッ――…
怖くて体が強ばった
「…あの…ね」
「卓都はナーンにも要ちゃんの事分かって無いよね」
「あ?」
遙は胸ぐらにあった手を掴んで勢い良く払った
「てめぇは、要ちゃんの彼氏なんじゃねぇのかよ!!!」
「彼氏にきまってんだろ?」
「要ちゃんがこんなに不安がってんのに、よく気付かずに悠々とサッカーなんかしてたよな」