らぶ★ぱにっく
遥はそう言って卓都を睨み付けた
「…っ!!!」
顔を歪めて悔しそうに歯を喰い縛っている卓都
「も…う良いよ…喧嘩しないでよ」
あたしは二人の顔を見ながら言った
「…要ちゃん…よく卓都と話し合いな?」
髪をくしゃくしゃとして屋上をあとにした遥
暫くの間、沈黙が続いた
授業を知らせるチャイムが鳴った――…
「…授業始まったね…」
あははっと精一杯の笑顔を卓都に向けたけど…
意味が無かった…。
「あのね!!「ごめん…」
勇気を出して話そうと思ったら卓都に遮られた
「ごめん…ちょっと一人になりたい」
あたしの目を見ないで淡々と話を続ける
"一人になりたい…"
ってどう言う事…?