らぶ★ぱにっく



授業も終わって放課後


卓都は委員会だから教室で待っている



「…はぁ。遅ーい!!」



一人ってすることないし、暇すぎる。



早く帰って来て――…




なんて思っていると…




ガラッ――…



誰かが教室に入ってきてあたしは卓都だと思い視線を入り口に向ける



…なんで?




「要ちゃん…」

「す…侑ちゃん?」



教室に入って来たのは…
侑ちゃんだった。




「あ…あたし…っ…話したい事あるの…!!!」



凄く切羽詰まったように言う侑ちゃん。



どうしたの…?



「な…なに?」

「卓都くん…あたしに頂戴」



そう言ってニヤッと笑ってあたしに近づいてくる



あたしは、怖くて後退りした




…頂戴って。



何…?




「卓都は…物じゃないよっ…」

「ね…頂戴?良いでしょ?」




どんどん、近づいて来てあたしの後ろは壁で逃げ道がない




「くれないなら…あんたを消すだけ…っ」

「…んっ…やっ!!!ちょっと放してよっ!!」



侑ちゃんはあたしの髪を掴んで引っ張ってあたしをどこかに連れていく…っ




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