らぶ★ぱにっく
ガシッ―…
「っきゃ!!!」
「…っ!!」
片手でカッターを押さえて片手であたしの腕を掴んで後ろに引っ張った卓都
卓都の手からは真っ赤な血が流れていた
「あ…違う…あたし…じゃ…」
そう言って侑ちゃんはカッターを放して逃げて行った
あたしはすぐにハンカチを出して卓都の手のひらに巻き付けた
早く…っ!!!!
早く…止まって…
「いってー!!…って何泣いてんだよ?!!」
「っヒック…やだっ…卓都…ごめんなさいっ…」
卓都はあたしを見てびっくりしている
「こんなのすぐに治るから。それより…要は怪我ない?」
「ふぃぃ…っ…大丈夫っ…」
「なら…良かった」
そう言ってあたしを優しく抱き寄せて頭を撫でてくれた