らぶ★ぱにっく
クリスマス
時は流れて気が付けばイヴの朝
何とかあたしの服も決まって後は卓都の反応を見るのみ!!
"もう着く"
そんなぶっきらぼうだけどなんか愛しく感じるメールが届いた
あたしもキャリーを引いて家の前で待つ事、五分…
「あ、じゃあ…林さんよろしくね?」
「かしこまりました。」
ニコッと微笑んで車のドアを開けてくれた林さん
「行ってきます」
そう言って卓都の車に乗り込む
リムジンの一番後ろに座るあたしと卓都
「要、」
チュッと触れるだけの優しいキス
ゆっくりと走り出す車
それより、卓都さっきからこっち見てくれない
服、頑張って選らんだのにな…
折角のクリスマスなのに泣きそう、
「って…要?!!」
下を向いてギュッと服を握り閉める
「…ふぇっ…くッ…」
泣くな泣くな泣くな!!!!
分かっていても意思とは反対に流れる涙