らぶ★ぱにっく
やっぱり昼休みのあいつ等にされたんだと分かった…
「…帰ろうか?」
「ん…」
俺達は教室を後にした――…
門で要の付き人が心配して待っていた
「要お嬢様っ!!!」
「あ…林さんごめんね?」
「お嬢様がご無事で安心しました…失礼ですがこの方は?」
「あ…佐伯卓都って言ってね…あたしを助け――…」
「すいません!!!」
俺は要の言葉を遮って言った。
「た…卓都!!ちょっと頭上げてよ!!」
頭を下げている俺の体を揺らす要。
「佐伯様って…あの佐伯様ですね?!!」
「え…あ…はい」
体を起こした時、林さんと目が合った。
林さんは俺に微笑んでいた。
「林さん?卓都は悪くないからね!」
要はそんな事も知らず一人で焦っている
「佐伯様、ありがとうございます。佐伯様も車にお乗りください」
「や…俺は…」
「卓都ほら!!乗って?」
無理矢理、要に腕を引っ張られ半強制的に車に乗り込んだ。
その後、家まで送ってもらい要とも別れた。