らぶ★ぱにっく
ご飯も食べ終わって、今日泊まる旅館に行く






「ようこそ、お待ちしておりました。佐伯様」



綺麗に着物を着こなした女将さんが出てくる




「お荷物、お運び致します」



そう言うと女将さんがあたし達が今日泊まる部屋に案内してくれた





暫く歩くと、"椿の間"と言う名前の部屋に入る




「こちらになります、ではごゆっくりくだ…ぷっ//」

「てめっ…!!」




急に女将さんが笑いだして卓都が慌てている




「あはっ…だって、ぷっ…あはは!!卓ちゃん白々しいんだもん」



そう言うと女将さんは卓都の肩に手を置いて笑う






…誰?





「あ、ごめんなさい。
わたし、佐伯美弥…卓都の姉よ」

「お…お姉さん?」

「要ちゃんでしょー!!?
本当、こんなんで良かったの?」



そう言って卓都を指差すお姉さん




「うるせぇよ、早く出て行けって…;;」

「はいはーい。
ったく、生意気になって」





お姉さんはポンと卓都を叩くと部屋を後にした






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