らぶ★ぱにっく
起きた時には、汗と涙で枕が濡れていた。
横を見るとタオルケットを肩から掛けてベットの隣で寝ている卓都
良かった…夢だ、
けど、あまりに生々しくて…怖かった
思い出したく無いけど、頭の中に焼き付いていて離れない
「…離れてよっ」
卓都にバレないように声を押し殺して泣いた
「…んッ…要?」
「――ッ!!!」
卓都が目を覚ましたから急いで涙を拭こうとしたけど、卓都に腕を掴まれた
「どした?」
ゆっくり体を起こして優しい声であたしに言う
あたしは無言で首を横に振った
「…要?こっち見て…」
やだよ…っ
卓都の目を見たら涙が止まらないと思うから…
卓都はあたしの両頬に手を添えて顔を上げる
「…っ…ふぇ…っ…」
「本当、どうしたんだよ、
しんどい?頭痛い?」
違うよ…
卓都…っ