らぶ★ぱにっく



バイバイ…



「…ック…ひっ…ん」



教室には戻らずに保健室に行った



「…ふぇ…ック…先生ぇ!」

「え!!山川さん?」

「ふぇーん!!」

「ちょ…山川さん?!!」



先生は焦りながらもあたしの背中を優しく撫でていてくれた―…




「…ごめんなさい…先生」

「ちょっとは落ち着いた?」

「はい…先生しか頼れなくて…」

「いつでもおいで?」



そう言って先生はコーヒーをくれた。



先生は何も聞いて来なかった。


あたしにはそれが嬉しかった。



「…ありがとうございました!!教室戻りますね」



と言ってあたしは保健室を後にした。




辛いけど、あたしから言ったんだし…別に卓都があたしの事好きじゃないんだし…あたしが我慢すれば済む話だよね。




前に進むんだ…




< 29 / 239 >

この作品をシェア

pagetop