らぶ★ぱにっく
ガラッ――…
ドアを開けた瞬間に卓都に視線がいってしまう。
「…っ」
忘れるんだから…
「要っちーお昼ご飯食べよう?」
奏はさっきの事を知ってるのか分からないけど…いつも通りあたしに接してくれた。
「ごめんね…これから一人で食べるから」
と言ってあたしは席に着きお弁当を出す。
「要ちゃん…卓都と何かあったよね?」
深刻な表情を浮かべてあたしにそう言うのは隆平
「何もない…ただあたしが一緒居たら卓都が一人になるから…」
隆平は頭に"?"マークを浮かべていた。
「とにかく…あたしこれから一人で行動するから」
隆平は悪くないのに怒り口調になってしまう。
卓都と一緒に居れない苛々を人に向けてしまう…
こんな自分が嫌いだ…