らぶ★ぱにっく
ドサッ――…
何かが落ちる音がした
音がした方に視線を向けると…
「…要」
こんな形で要と話したかった訳じゃない…
「あはっ…邪魔…して…ごめ…ック…」
泣きながら要は鞄を拾い上げ走って行った。
なんで俺は要を悲しませる事しか出来ないんだろう…
どうして笑顔にしてあげられないんだろう
「なに~あの子、超感じ悪い。」
と俺の腕に体を擦り寄せてくる
「黙れよ…つーか勃たねぇし帰るわ」
「え?!ちょっと待ちなさいよ!!」
上手くいかない苛立ちをまた他人に向けてしまった。
俺は女と別れて要を探した
勝手かもしれないけど泣いている要を放っておけなかった。