らぶ★ぱにっく



「…ハァッ…ドコだよ!!!」



近くにあった缶を思いっきり蹴った。


携帯を取り出し高志に電話を掛ける



「高志…要は学校に来てるか?」

「要ちゃん?…いや、来てねぇ」

「そっか…」

「要ちゃんに何かしたのか?」



高志の声が低くなる


「…泣かせた」

「お前…今すぐ学校に来い」


と言って電話が切られた



その後すぐにメールで
"要ちゃんは隆平と奏に探させる"


と来ていたから俺は学校に向かう事にした。










――――――――――――
――――――――――



ガラッ――…


教室に入ると高志が俺の所まで来て言った…


「卓都屋上行こうぜ」

「あ…あぁ」





In屋上


「要ちゃんを泣かせたってどういう事だよ」


俺はさっきあった事を隠さずに話した



「お前…なんも分かってねぇな」

「はぁ?」



バキッ―!!!



「っ…いってぇ」

「お前は要ちゃんを何だと思ってんだよ!!!ただの暇つぶしの相手か?!…違うだろ!!好きなんだろ!!だったら思ってる事全部要ちゃんに伝えろよ!!男なら逃げねぇでぶつかって行けよ!!」


高志は俺を殴り倒れた俺の胸ぐらを掴みながら言った。



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