らぶ★ぱにっく


「あ…あれっ?」



ぬ…脱げない…;;




頑張ってヘルメットを引っ張ったりするけど、脱げない。



「お前…あほ?」


と言って笑いながらあたしのヘルメットを取ってくれた


あ…ベルト?付いてるんだ(笑)


って…

「あ、あほじゃないーっ!!!」

「はいはい…時間ねぇから行くぞ」


と言って左手であたしの鞄を持って右手であたしの手を握って走り出した。




……。




校舎に入るなり、あたしと卓都を見た周りの女子は悲鳴を上げる。



そうそう。一応これでも学園の王子様なんだよ。
(わすれてた…;;)



「ぎゃーーーーーー!!!!卓都様ー!!!!」




キーンー……


鼓膜が破れるかと思うくらい響き渡った――…




「チッ…うるせぇな」



と言って嫌そうに顔を歪める卓都



「あ…はは(笑)」



また何かされたりして…;;
あたしが考えてる事が分かるのか、



「また何かされたら言えよ。俺に言えよ?」

「うん!!」



と言ってあたしを安心させてくれる。


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