らぶ★ぱにっく



スッと荷物が軽くなった…と言うか無くなった



「え…?」

「何だ?軽いじゃん」



後ろを振り返ると片手で軽々とあたしの荷物を持っている




凄い重いのにっっ!!!!




「ちょ…いいよ」


卓都の腕から荷物を奪おうとしたけど、背が高いから届かない。




「軽いから持つ」



軽いっ?!!



この細い腕のどこに力が隠されてるんだ?


しかも卓都の荷物とあたしの荷物同じ腕で持っていて、



もう片方の手は、あたしの手を繋いでるの。





「卓都って見かけによらず優しいよねー」



なんて言ってからかってみる。



「見かけによらずって何だよ…俺は誰が見たって優しい男前だよ。」

「…誰が男前?」

「俺しか居ねぇだろ。」

「調子に乗るなっっ」



そう言って卓都の背中を軽く叩いた。




そんな感じで、仲良くしていると…





「卓都ー要ちゃーん!!」



と前から走って来るのは朝からテンションが高い奏と隆平。




本当仲良いな(笑)



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