らぶ★ぱにっく


化粧も完璧にしてリビングに行った



「あーもう出なきゃね…」


そう言いながら卓都の横に座った



「誰かさんが早く起きてたらなーゆっくり出来たのにな」

「…っ;;それはねー」



卓都は目だけを動かしてあたしを見た



…っ;;
申し訳ない…



なんて思って目を伏せていると



トントン――…


「佐伯ー山川ー時間だぞー」


と担任が入って来た



この学校にはプライバシーが無いのか!!!
(…いいんだけど)




『はーい』



と二人で返事をして部屋を出た





二人でバスが止まってる所まで行くと高志が待っていてくれた



「おはよ、要ちゃん」

「おはよー高志…って…うわっ!!!」



急に後ろから引っ張られて卓都に肩を持たれている




「高志…要は渡さねぇ、葵とちゃんと話し合ったから」


と言って睨んでいる



「はは…分かってるよ。そうしねぇとお前動かねぇだろ。」



と言って少し悲しそうに笑っている高志



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