伝説プリンセス


すると、銃声が一つなった。



はっと息がつまる。




勝ったのは・・・!?



風が吹き砂埃が経つこの道に出てきたのは










ミミーだった。



「勝者!ミミー!!」



歓声が上がる。



ヒロは…



ヒロはどうなった!?



乱雑に運び出されたのはヒロだった。


胸が赤く染みついていて

どくどくと広がっていく。


とても見ていられない。




「ヒロォォォォ!!!」


泣け叫んだ。


「ヒロ!!」


ヒロはただぐったりしたまま。



「ヒロ!!ヒロォ!!ヒロォォォ!!!!」




決勝で負けた奴の宿命。


んなの知るかっ。


早めに止めておけばよかった…。



でも、後悔してももぅ遅いのだ…。



< 117 / 395 >

この作品をシェア

pagetop