伝説プリンセス
ほんとにハッピー?
~Butler~
デイビットはある部屋に入った。
そこは広い部屋だった。
兵士はついてこない。
扉は閉められ沈黙が続く。
デイビットはどこだ?
周りを見回したその瞬間
僕はその場の床から離れた。
床が振動してると思ったら突然、刃が向きだす。
もう少しよけるのが遅ければ八つ裂きになっていたところだった。
「おっしいなぁ~、あとちょっとだったのに。」
2階から奴は眺めていた。
「その刃はランダムに作動する。
最終的には全体に刃が出る仕組みになっているのさ。
まぁ、時間の問題だ。」
「あの虎も・・・落とし穴も・・・。」
「ああ俺だ。機械業者の奴に頼んでやったのさ。」
「なんで・・・また・・・。」
僕は刃をよける。
その時にスーツの裾が切れた。
さっきより刃の数が増えている。
「頼まれたんだよ。
そいつにはたくさんの金を貰ったが
このトラップ代で全部パァになった。
ならばお前を殺すまで。」
「いったい誰に頼まれたんですか?!」
デイビットは間を開けてから言った。
「確かグデアという奴だ。
お前の知り合いらしいな?
半殺しでもいいと言われたが俺はお前を殺す。」
グデアさん・・・。
これは忠告だ・・・。
こんなところで死んでたまるか!!
僕は入って来た扉まで走った。
刃がどんどん増えて行く。
「逃げたって無駄さ。」
デイビットの言う通り、扉は閉まっていた。
どうしよう・・・。