伝説プリンセス
「乾の方角…つまり、サチと途中まで一緒だ。
あたしとヒカルはいったん自分の国へ戻る。
冒険記を完成させるべく。」
「右に同じ。
僕もお嬢と城に戻ります。
自分の未熟さにも気づきましたので
僕は剣術の腕を磨きます。」
ヒカルは控えめに言って
傷が出来た脇腹をさすると
ヒロが慰めようと頭を撫でた。
それぞれの道。
道や方向は違えど仲間であることは変わりない。
目で合図し、一世に背を向く。
「パンプキン団サイコー!!」
そして
地面を蹴飛ばし歩きだす。