伝説プリンセス




「船長!ライナをいじめるのをやめてください!」



サチが船長に怒鳴る。





すると、船長はすぐにあたしから足をどけて



サチのアゴをくぃっとあげる。




「ごめんよぉ、さっちゃん。


こいつがあまりにもかまってほしいと


吠えているもんでね。



そんな嫉妬しないで。


いつでもさっちゃんは俺様のものだから。」




「私はあなたのものになった覚えはありませんが・・・」



「照れなくていいよ、さっちゃん。」



「てめぇみたいなタラシのものになりたくないってさ。」



「ノミは黙ってろ。」







まったく、とんだ船に捕まったわけだ。








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