伝説プリンセス
リポーターはある城に取材にきた。
周りが森林ばかりで
あまり華やかではないラフランス王国の城。
そこにはあの有名な冒険姫がいるのだ。
「ライナ姫、
60年前にあなたは数々の国や海を渡り、
素晴らしい冒険記を名を残す
伝説プリンセスになりました。
あなたが冒険をしようと思った理由は?」
姫ではなく女王になった老婆は白い歯を見せてニカッと笑う。
『もちろん!目立ちたいからに決まってるだろう!』
この言葉は伝説と共に全米を活気の渦に沸き起こした。
さぁ、ここらで彼女が作り上げてきた冒険の話をしよう。
それは…60年前の話―。