伝説プリンセス
デイビットは余裕の笑みを浮かべる。
この戦いでよく笑みが浮かべられるな…。
剣はさっきより速く動く。
「早めに決着をつけましょう!」
僕はデイビットの剣を払った。
「やめろっ!」
群衆から威勢のいい若者の声。
視線を移すとユウ兄が膝に手を付き息を切らしていた。
目の前から風を感じる。
しまった!!!!!
剣は振り払われ空中に飛ばされた。
デイビットはコウモリが鳴くような笑い声をし
僕の首元に剣を突き付けた。
「勝負あったな。」
デイビットの名前が呼ばれ歓声が上がる。
僕が負けた・・・!?