伝説プリンセス
「自分の縄張りに無断に入って
怒ってるんじゃないのか?」
「おかしいですね…
水神は全ての海を愛しているので
縄張りなんて関係ありませんよ」
その瞬間、水神は攻撃してきた。
水神の細い指の先から放たれた水玉は
あたしたちの小船に当たり大きく揺れた。
「うわあぁぁ」
落ちそうになるあたしをユウが掴む。
「しっかり捕まってろ」
そして、ユウは水神のほうを向き、剣を構えた。
「サチ、あいつの弱点は?」
「わかりません(断言)」
「ええええ!!??」