伝説プリンセス
「確かにオレは統治放棄したが
ワイトとは絶縁状態じゃないぞ。
オレはグラシリアの新聞でワイトの
政治状況を察知し、何かある時は
城に手紙を送っていた」
「僕は知識には自信があるけれど
実行するにはあまり自信が無くって…。
だからよく兄さんにアドバイスを貰ってたんだ」
「実際、オレはずる賢いけど固い知識のほうは
まったくダメなんだよな。だからワイトが王様になった」
「影でワイトさんを支えていたのですね。
さすがお兄さんです」
さっちゃんが優しく微笑む。