伝説プリンセス
パンプキンズの危機
~Hunter~
「ちきしょ~~~!!!
こりゃあパンプキンズの危機だぁっ!!!!」
姫様がそう叫んだ時には
オレたちはもぅ板に体を結ばれ
宙に吊るしあげられていた。
ここは城の最上階。
屋上とも言えよう。
風が冷たく
オレたちは国王のさらしものだ。
「飛んで火に居る夏の虫とはこのことだなぁ~
ホッホッホッホッ。」
国王は頬に出来たアザをさすり、笑う。
「サチはどこだぁ!!??」
戦士は今にも国王を噛みついてやろうと必死でもがく。
国王は細い目をチラリと横に見せる。
「さぁ、どこ行ったかなぁ?」
「とぼけるなぁっ!!てめぇ!ただで済むと思うなよ!!!!」
戦士の発言に国王は戦士を睨みつけ
国王の周りにいた家来共は一斉に
戦士に刃を向けた。
国王は戦士に言った。
「あまり私を怒らせないように。
お前らにはとっておきな物を見せてやりたいからな。
その前に殺してしまうなんてつまらない。」
国王はそう言って、俺らに背を向け、
少数の家来を連れて、この屋上から去って行った。