伝説プリンセス




「何が起きたんですか?」



家の中は薄暗く少し不気味だった。




あたしたちはその薄気味悪さの中、


息をひそめた。




「お前ら旅人か…。」



おじさんはため息をつく。




「ここはバター町。戦場の町。


 活気のある商店街として有名だが


 ここ10年の間、隣のピーナッツ国が

 毎日のように押し寄せてくるんだ。」




おじさんはまたため息をついた。




「ふへー…おっさん大変じゃん。」



「お嬢、人事ですね。(汗)」




外からワーワー騒いでいる声が聴こえる。



なんのために…戦争をするんだろう…。




きっと戦争するのに理由があるはずだ。




なんで・・・。







ガタンッ











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