伝説プリンセス



ピーナッツ王国民&キミノ村民の復讐は収まり



国王は降参した。





「おい!サチはどこだ!!」


ユウは国王の胸倉をつかんで怒鳴る。



もぅ、国王の胸倉つかもうが


罵声を浴びせようが


誰も止めたりしない。




あたしらはこの戦いに勝利したんだから。





「わっわからない・・・。」



「まだしらばっくれるのか!!てんめぇ!!」



さすがにヤバいとヒカルが止めにかかる。



ヒロは小声で"チンピラよりも怖い"と怯えた。



まぁ、確かにさすがなんちゃってチンピラのお頭であるよな…。





「国王様…本当の事を言ってください。


 サチさんをどこにお連れしたんでしょうか?」




こういう時に活躍するのがヒカルだ。



ヒカルの声は落ち着きがありこっちまで心が落ち着く。





国王は大きく息を吐いた。



「預かりたいという奴らがいたのでそいつらに渡した…。」



「そいつらって…。」



一瞬、さっきの死屍団って奴の事を思い出した。




「長身で顎が割れていて…5人くらいの子分を連れていたような…。」




んな奴、どこにでもいるだろう!



あたしは心当たりないか必死で小さい頭で考えた。




「名前は確か…デイビット。」



・・・・・





・・・・・・





< 98 / 395 >

この作品をシェア

pagetop