【甘甘】逆ハーレム?〜変人先生にしかモテません〜【
気付いたら、あたしは暗い倉庫に居て、あちこち制服に穴やら傷などが出来てた。



痛いけど、あたしは泣かなかった。泣いたら、あいつらに笑われる。だから…必死で我慢した。



陸のせいにしたかったけど、陸が可哀相になるからあたしは、ただ泣くのを我慢した。



あまり使われていない倉庫は、あたしの心をどんどん暗く染めていく気がしたけど、必死であたしは鼻歌を歌った。



お母さんが、辛いときこそ鼻歌よ!と口癖のように言ってたから。



だから鼻歌をずっと歌ってた。音痴なあたしは、歌は歌いたくなかったし。



最悪な事に夏休みの前日だったため、倉庫には誰も近付かなかった。



だけど、あたしはどうやら幸運だったらしく一人の人が、気付いてくれたんだ。あたしの鼻歌を…



それが、教育実習で来ていた零先生だった。最後の教育実習が、終わり倉庫にお別れを良いに来たって後で聞いた。



あたしを倉庫から出してくれて、もちろんクールな先生だったから、無言だったけど…



体育の先生だったから、あたしはあまり知らなかったけど。男子じゃないから…
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