【甘甘】逆ハーレム?〜変人先生にしかモテません〜【
「次金森問題解いて見ろ!!」



うっ…やっぱり…



「すいません、分かりません」



先生がため息を吐く。



「こっちは?」



差し棒で先生が言う。だけど、難し過ぎてあたしにはさっぱりだ。



「わ分かりません」



「はぁ…もういい…座れ」



はぁ…こっちがため息吐きたいよ!化学って意味分からないから。



先生は、授業が終わる間も毎回あたしを必ず当ててから他の生徒に聞いていた。


授業が終わると、先生は一瞬だけあたしを見る。



ん?



だけどそれは一瞬だけですぐ視線が外れた。



なんだろう?まぁいっか…ってやばい!


あたしはそう思うと席を立ち上がり廊下を走る。
キランと光る女子の視線を察知したからだ。
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