【甘甘】逆ハーレム?〜変人先生にしかモテません〜【
「はぁ…はぁ…今日は悪夢だ」



次の曲がり角いったら屋上まで全力出し切って走ろう。あそこに鍵付いてるし、大丈夫!!



もし本当にやばくなったら陸に携帯で。…



スカートのポケットに手を入れあたしは、携帯を取り出した。



よし!!これで、準備完了!!



後は、もう少し体力があれば持ちこたえれるよね!!



「鬼さんこちら!!」



『っ…待て!!貴様!!』



お!怖…おかっぱ!! でも、もう少しだし!!



曲がり角を曲がりあたしは、階段を駆け上る。普段こういう事になれてないと、階段を走るのはかなりきつい。



だけど、しょっちゅう階段を走るあたしは、一番得意だった。



「はぁ…はぁ」



たったったっとおかっぱも走って来る。だけど…



「え?」



そう思った時には、おかっぱは、階段を降りていく音がした。



なんで?まぁいっか!!



「残念ね?金森未来?」



階段の上にはおかっぱの仲間が待機していたのだ。満面の笑みを浮かべる女は、あたしの体を突き落とした。



「キャ~!!!!」



「未来!!!!!っ…」



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