最後のﾗﾌﾞﾚﾀｰ

愛。

―――♪

技能の授業のﾁｬｲﾑが鳴った

とうとうこの日がやって来た

技能受けるのも
最後になるんだな…


｢お願いしまーす、｣

お決まりの挨拶を済ました。

今日の技能の担当の先生は…

もちろん♪

｢今日蓮見さんの担当だよ!｣

知ってたよ、

指名したんだから(笑)

笹原先生自身は指名されたって知らないのかな?

何か知らんけど……照れる///


｢ふ～ん//｣

｢何か冷たいなあ!｣

違うよ…
恥ずかしいだけだってっ!

なんて言えるﾊｽﾞもなく
笑顔でｺﾞﾏかしたら
笹原先生も笑ってくれた。


｢よしっ!気合い入れてくで!｣

笹原先生
妙に張り切ってる(笑)

｢は～いっ!!!｣

授業は笹原先生の
張り切りから始まった


｢今日はこのﾊﾞｲｸに乗りまーす!｣

｢はい!｣

先生が車庫から発着点まで
持って来てくれたﾊﾞｲｸに跨がり準備万端♪

｢よし!今日は検定の練習みたいなもんで最終確認になります!やしｺｹたらｱｶﾝで!｣

｢もぅｺｹないですよ～!｣

｢ﾊﾊﾊ!そうだったね!複雑やから最初は着いて来てね～｣

｢はいっ!｣


私の返事を聞くと
笹原先生もﾍﾙﾒｯﾄを被って
黒の先生用のﾊﾞｲｸを
車庫から乗って来た

目を合わすと

“着いてきて”

のｱｲｺﾝﾀｸﾄ。

そのまま笹原先生の後ろを
着いていく


……集中…集中

自分に暗示をかけながら
運転に集中をする

んだけど笹原先生の
後ろ姿がかっこよすぎて
何か…ときめいちゃう(笑)

ｽｯとした後ろ姿

ﾊﾞｲｸ乗ってる後ろ姿って
ｶｯｺ良すぎるでしょ///