Special Side Story



なんとなくだけどね、なんとなくタクマには思う人が居る気がしたの。



だから恥ずかしいけど、強引に自分からキスした。



タクマが私を好きになりますように。




願いをたくさん込めてキスをした。





でも、タクマの気持ちは他の誰かに向いてる。




やっぱり私を見てくれなかった。



抱き締める事もしてくれなかった。



じゃあさ、くよくよしないでよ?



私は初めてだったんだよ?


自分から告白したのも。



自分から好きになったのも。



私が好きになったタクマだもん。



とことん理想の王子様でいてよ。




そうでないと、私が悔しいから…。



ゴメン、自分勝手で。



< 14 / 20 >

この作品をシェア

pagetop