Special Side Story
一緒にいればいる程、私はアナタを好きになるのに…
アナタはやっぱり私のものにはなってくれない。
そんな中、タクマのパパが倒れた。
病院に駆け付けると、真っ青な顔でタクマが座っていた。
その時、
支えてあげたい…
そう思ったの。
私の事、愛してくれなくていいわ。
恋人じゃなくていい。
最高のパートナーになるわ。
その言葉通り、私は社長になったタクマの秘書になる事をみんなに告げた。
パパは心配したけれど、タクマには強引に話をつけた。
「君が居てくれたら心強いよ。でも…」
私はタクマの言葉を遮った。
「分かってる。昨日パパに話して婚約は破棄したわ。婚約なんて言葉でタクマを縛りつけたくないの。私をパートナーとして認めて?」
少し強引だったかしら。
でもアナタが受け入れてくれて良かった。
タクマが好きよ。