ヴァンパイアに、死の花束を





「芳樹――――――――――――!!!!!!!」




沙耶の叫びを背に、鬼だった吸血鬼は、燃え盛る炎の中へと身を投じた。





『死ぬな』




それが――――――――――彼の最期の愛する人への暗示だったのかもしれない。












< 213 / 277 >

この作品をシェア

pagetop