ヴァンパイアに、死の花束を
血のあとを追ったそこは、






……………屋上だった………。






「……来たね。……………イヴ……そして、穂高…だったかな?」






月が雲に覆われ陰りを見せる。




強い風が、その漆黒の髪を撫で、揺らしていた。




振り返ったその瞳は、血色に染まった「深紅」。






…………………――――――――――――陣野先生……………!!!!!





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