空
卵焼き、ミニハンバーグ
ウィンナー、唐揚げ
カボチャの茶巾
サンドイッチ、おにぎり
フルーツも用意して
二人で狭いキッチンに並んで
お弁当を作った
てっちゃんはお料理が得意だから
私はてっちゃんの指示で動いただけ
「わ~いっ!出来たぁ」
お弁当箱にきれいに詰めたら
嬉しくて
「てっちゃん、ありがとう!」
ぎゅ~~~~っと
てっちゃんに抱きついた
「これで貸し1だからなっ
便座の事やパンツ一枚で部屋をうろついても怒るなよ~風羽」
う~ん
それと これは別問題じゃ……?
私がてっちゃんに抱きついたまま首を傾げていると
「暑苦しいから離れろ風羽」
「あ、ごめん」
パッと てっちゃんから離れて
「な~んか目ぇ覚めちゃった
久しぶりにお天気お姉さんの顔でも拝むかな」
てっちゃんは大きな伸びをして
リビングに向かい
テレビをつけた