空



コンビニに着くまで


「大丈夫だよ」


そう言って安心させてくれる



「すぐ迎えに行くからね」




入ったコンビニで雑誌を見ながら気分を必死に落ちつかせようとする



雑誌コーナーのガラスの向こうには人影は見えなかった




言葉の通り伊織くんは１０分しないうちに迎えに来てくれた



「ごめんね」



雑誌の前で謝ると


優しく髪をなでてくれて



「もう大丈夫だからね」



優しく言ってくれた



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