空
「確かめたい事って何よ~?」
じと~~~~って
てっちゃんをにらむ
どうせ
ろくでも ない事じゃないの~?
「お前が呼ばないなら
オレが呼ぶ」
ピッて
てっちゃんはボタンを押し始めるから
「やぁ~~~~っ
待って待って私が呼ぶからっ」
てっちゃんに飛びついて
ケータイをひったくる
「でも……もう1時近いよ~」
ケータイの画面見ててっちゃんに言う
「ちょうど伊織くん夜のバイト終わる時間だろ?」
いや、だから伊織くんだって
疲れてるだろうし………
チラリと
てっちゃんを見る
「早くしろよ」
あぐらをかいて
グイッと てっちゃんはビールを飲みほした
はぁ………
仕方ない
私は観念して
伊織くんに電話した