空
毎日は均等に
流れていく
レポートを仕上げると
もう夜中の1時近かった
机の椅子の背もたれをギシッと言わせて両手を伸ばすと
身体はとても疲れてる気がするのに
全然眠くなくて
部屋を出て
もう電気が消えて暗いリビングを通りキッチンへ入る
冷蔵庫を開けるとオレンジの光が眩しく
冷蔵庫ってこんなに明るいんだ
なんて事を思った
缶ビールを取り出し冷蔵庫を閉めると また暗闇に包まれて
シンクにもたれかかり プシッと缶を開け
キッチンに立ったままビールを3口飲む
炭酸が喉にしみると
ブ~ンと冷蔵庫の唸るような音が部屋に響いた
冷蔵庫の音が急に恐ろしく感じて
リビングに移り、電気をつけた
一瞬、白い光にひるんで目を閉じてから
缶ビールをテーブルに置き
リモコンを手に取って
ソファーにドサッと乱暴に座りながらTVのスイッチを入れた