電気をつけて


カーテンをひき


ストーブのスィッチを入れる



居心地悪そうにリビングの入り口に立ってる伊織くんに



「座って?
コーヒーいれるから」



伊織くんはソファーに座って



「いらないよ

さ、話してよ。恨み言」



私をまっすぐ見つめて



「風羽ちゃんの気が済むまで
ちゃんと聞くから」




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