外の遊び場に出ると


「わぁ~~~い」



伊音くんは滑り台に猛ダッシュ



「走ると危ないよぉ」



私の言葉は耳に入ってないみたいで滑り台に登って行く



てっぺんに着くと



「く~~~ちゃ~~ん」



元気よく手を振ってくれた



可愛いなぁ



伊音くんの可愛さに胸がきゅんとなりながら



私も手を振った



シュル―――――

元気よく滑り降りて来て



「くうちゃんもっ」


私の手を取り引っ張って行く



え~~~~


今日はスカートなんだけど



キョロキョロ周りを見渡して



まぁ…誰も見てないかぁ



伊音くんの後を追って
私も滑り台に登る



久しぶりに登った滑り台のてっぺんは意外と高く思えて気持ちいい





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