「た~のちいねぇ~」



伊音くんは私と伊織くんの大きなトンネルが気に入って



嬉しそうに何度も滑ってたけど



私は伊織くんと絡めた指が


すごくドキドキして


「く~ちゃん、たのちいね」



伊音くんの笑顔に



「うん………」



上手に笑い返せてるか
不安になった…………




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