どのくらいの時間が過ぎたのかな



しばらくして出てきた



目の前に あるのは



空羽の骨と灰なんだって…




うそ



そんなの嘘だよ




空羽は こんなの じゃない



茶色い長い髪で



よく笑う



頬は白くて柔らかくて




こんなの………



こんな灰が空羽だって



誰が信じるものか………



そう思いグッと手を握りしめると



「うっ………うう……」



涙があふれて




「うえっ………空羽……」



嗚咽をもらすと




「風羽!」




…………え?




空羽の声…………




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