らぶ☆すとーりー
「起きたか?」



ドアから隼人が顔を出した。



「あっ、は・・・市川さん!」



「そんな所で寝ると風邪引くぞ?」



「すみません・・・。私家に帰りますね。」




「俺、送ります!」



戸丸君の声に私はびっくりした。



「俺、戸田さんの家知ってますし!」



家知ってるのは分かってるよ。



でも、隼人の前であまり言わないでよぉ・・・。



「いいよ。俺も知ってる。」



ちょっと機嫌が悪そうな隼人。



「戸丸、電車無いだろ?これタクシー代。」



完全に怒っている顔。



「いいですよ。」



何だか戸丸君も負けてないし・・・。



「いや、もらっとけ。」



「はい。」



てか、怖いよ・・・2人とも。



「じゃあ、戸田さん帰るぞ。」



「はっ、はい!」



そう言って、3人は会社をでた。


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